この時期は、小指事件からの復帰から☆12上位群にクリアランプを灯していく期間を除けば、私が初プレーから皆伝を取るまでの5年半の中でもっとも成長速度が早い時期だった。
六段後期 ( beatmaniaIIDX 21 SPADA )
21 SPADAが稼働して半年経つか経たないかぐらいの私は、ゆっくりと、しかし確実に成長しつづけた。
この時にやっていたのは、先の投稿にもあるように、☆9のハード埋めと☆10の触りやすいものからノマゲで触っていくことだった。降ってきたものに対して丁寧に打鍵することを重視しつつ、より高い密度にも挑戦していくことによってバランス良く実力を伸ばすことができたのである。
キーボードでのBMSプレイではすでに☆11を触りだした時期で、認識力だけはこの時点でそれなりにあったと思う。
全く関係ないが、この時同じクラスにいたオタクが弐寺に触れだし、私はそれなりにやっている身として様々なアドバイスをするようになった。
七段前期 ( beatmaniaIIDX 21 SPADA~beatmaniaIIDX 22 PENDUAL )
どんどん気温が上がり、夏の訪れをあらかじめ前もって伝えるかのように雨が振り続ける季節になって、それは訪れた。
始めたばかりのクラスメイトを連れて、学校帰りの途中にあるゲームセンター、ゲームファンタジア平塚店で七段を受験し、無事合格することができた。合格してすぐに某巨大電子掲示板に投稿したのも今や懐かしい。人に見られると緊張しがちであるが、この時はそれがプラスに働いたのかもしれない。
当時の七段の曲目は以下の通りである。
beatmaniaIIDX 21 SPADA 段位認定 SP七段
1. Todestrieb SP HYPER
2. Bloody Tears(IIDX EDITION) SP HYPER
3. FIRE FIRE SP HYPER
4. THE SAFARI SP HYPER
Todestrieb SP HYPERは今や五段の道中を務める曲であり、当時の私にとっても簡単な立ち位置にあったため、100%で抜けられた。また、Bloody Tears(IIDX EDITION)は得意としていた譜面で、これも当然のように100%だった。
問題はFIRE FIREである。皿が極端に苦手だった私の鬼門はまさにこの曲で、皿が絡めばコンボが途切れていた。特にスクラッチと1鍵の絡みが多発するところは耐えるので必死だった。今でも要求される皿複合の能力はTHE SAFARIよりFIRE FIREのほうが高いと感じている。
THE SAFARIは前述の地力上げが功を奏し、よく言われるテレテレテッテもなんとかゲージ減少補正がかかるか、かからないかぐらいのところで耐えることができ、そのまま無事七段に昇段することができた。
七段に上がってから、Übertreffen SP HYPERやElemental Creation SP HYPERなどの☆10中位に存在する速めの曲を中心に選曲するようになっていた。また、七段を取ってから1ヶ月もしないうちに八段を受験してgigadelic SP HYPERの開幕の1鍵3鍵トリルに屠られた。
beatmaniaIIDX 21 SPADA 段位認定 SP八段
1. SOLITON BEAM SP ANOTHER
2. BLACK.by X-Cross Fade SP HYPER
3. garden SP ANOTHER
4. gigadelic SP HYPER
皿複合が致命的に下手で、連皿なんて語るまでもなくできなかったのでBLACK.by X-Cross Fadeでゲージが瀕死になり、gardenの前半で持ち前の同時押しスキルで回復するも終盤の皿複合で差し引き0になる。gigadelicの序盤のトリルで落ちるか、1本目のトリルで死ぬか。それはPlan8 SP HYPERにハードランプを灯し、AA SP HYPERをノマゲクリアしてもそれは変わらず数ヶ月繰り返された。結局21 SPADAが終わり、22 PENDUALにアップデートされるまでに八段になることはできなかった。