2017年12月下旬〜2018年2月上旬:LIFT、東方音弾遊戯

この頃、私は原因不明の小さなスランプに陥った。なかなかHARD CLEARが増えず、酷い時には随分前に達成したはずのTodestriebですらランダムをかけた状態でのHARD CLEARは安定しなかった。

そこで、いろいろプレイ環境を見直してみることにした。私は身長がちょうど180cmあり、背伸びをすると液晶の金属製のふちに目線が合ってしまう。SUDDEN+を用いると中腰にならなければならず、その体勢を維持するために意識せずとも力んでしまっていた。これでは☆12の上位譜面など叩けるわけがないということで、長年使い続けたSUDDEN+に変わり、LIFTを使ってみる—緑数字は300、そして白数字は375である—と、この設定は正解だったようで、力を必要以上に入れることなく鍵盤を押すことができるようになり、結果として停滞していた☆12の未HARDはまたデクリメントしだした。デクリメント—減少したのは未HARDだけではなかった。
プレイ頻度が大学の必修講義のために減ってしまったのである。といっても、地力が落ちるほとではなく、現状維持はできていた。いくつかの選択科目を犠牲に必修の単位を死守して、年があけてからカレンダーの2枚目をそろそろめくろうかという時、私はあるイベントに参加していた。

いわゆるBMSイベントのひとつである東方音弾遊戯に、プレイヤーとしてではなく、作者として参加したのであった。私にとってこのイベントは青春そのものであり、同時に私がこうして音ゲーをずっとプレイしている要因でもある。
原曲は東方神霊廟 〜 Ten Desires.古きユアンシェンだ。この曲を私が数多く存在する音楽ジャンルの中で一番好きなDrum'n'Bass(正確にはそのサブジャンルであるNeurofunk)のスタイルに合わせてアレンジしたのだった。

譜面はもともと4つ製作する予定だった。それぞれ本家のBEGINNER / NORMAL / HYPER / ANOTHERに対応する形でEASY / NORMAL / HARD / LUNATIC譜面を製作したのだが、当初はLUNATIC譜面として発表する予定だった譜面があまりにも難しすぎたので、新たにLUNATIC譜面を製作し、元の譜面はOVERDRIVEとして世に出すことにした。

ちなみに、今現在でもOVERDRIVE譜面はHARD CLEARできていない。