もう最後に段位を更新したのがいつだったかはっきりと覚えていないぐらい、この段位には苦戦した。GENOSIDE段位認定発狂四段における課題曲は★9と★10の中から選ばれている。
- ★9 ERIS[Another+]
- ★9 Absurd Gaff
- ★9 MooN -SP ANOTHER-
- ★10 Parousia [ANOTHER]
発狂三段がどうしても受からないので、この段位に飛び段する目論見があり、結論から言ってしまえば先日合格することができた。さて、それぞれの曲について苦戦したところを書いていこう。
★9 ERIS[Another+]
おそらく、普通なら苦戦する要素があまりない譜面である。しかし私は悲しくも普通ではなく、もともと縦連が苦手なのに加えて段位粘着による癖も重なり、段位合格時に残ったゲージはおそらく40％ぐらいだったと思う。
★9 Absurd Gaff
苦手な人が多いこの譜面、私は一番に得意としていた。もともと同時押し主体の譜面が好きだったのが大きいのかもしれない。ちなみに★9の中で私が一番最初にクリアした譜面がこれだ。
発狂四段の全受験でこの曲で落ちたのは片手の指で数えるぐらいであり、最小BPが70を切るぐらいであった。
★9 MooN -SP ANOTHER-
なぜか押せない譜面として私の中のイメージが固定されている譜面だ。ERISの次に癖がついたが、それでも見て押せるだけ精神的には4曲目より楽だった。
★10 Parousia [ANOTHER]
どうやらウイニングランらしい。例によって私にとっては最後の壁となった。ここまで到達したことが合格回含め4回あるのだが、ラストで押せずに落ち続けた。初到達の時は単純に地力不足が、残りは曲の壮大さ故の緊張、自身のメンタルの弱さが敵となった。
譜面自体は––段位ゲージならであるが––本当にウイニングランだし、単曲クリアもできているのだが、サビに入ると打鍵も認識もできなくなっていた。癖ですらなく、私の中の苦手意識が発狂四段の合格を阻んでいたのである。合格した後に気づいたのだが、これは恋煩いに似たものであった。
beatmaniaIIDX SP六段の時より長い時間を発狂二段として過ごしたであろう私は、この2人の微笑みによって発狂四段へと昇格することができたのであった。
