音ゲーマーとしての10年間を振り返る

友人Tのブログを見て、そういえば自分ももう音ゲーを始めて10年経ったなぁとか思ったのでいろいろ書いてみます。

自分はおそらく現在26歳なのですが、人生の3割ぐらいの時間を同じゲームに費やしていると考えると感慨深いのが半分、恐ろしいのが半分というのが正直なところです。

音ゲーを始めて触った時期

記憶が怪しいタイトル

記憶にないタイトル

各タイトルの遍歴

jubeat plus

僕がおそらく人生でやった本当に最初の音ゲーがこれでした。ゲームセンターではなく、iPhoneとかiPadで遊べるタイトルですね。今だとAndroidでも遊べるんでしょうか。

当時同級生だったKくん2人が放課後に教室で遊んでたのを見て興味を持ったのがきっかけで、ウィリアム・テル序曲とかSnow Gooseなどのデフォルト曲はよくやらせてもらっていました。

悲しいことに、当時はiOSしかサポートしていない中僕はAndroidを使っていたので*1、同級生がいない時に遊ぶことができずフラストレーションを溜めていたのをよく覚えています。

jubeat

僕のゲームセンターデビューはこのタイトルです。ちょうど、神奈川県平塚市紅谷町14-21 Tマリン湘南1F&2Fを住所とする某ゲームセンター*2が学校からの帰路の途中に都合よくあったのでそこに通っていました。

神奈川県平塚市紅谷町14-21 Tマリン湘南1F&2Fに存在するゲームセンター

腕前は確かFLOWERとJOMANDAがなんとかS乗ってるぐらいでした。旧jubilityでいうと6.00ぐらい。

流れる音楽に合わせて所定の動作をすることがこんなに楽しいのかと気づかされたタイトルで、このタイトルが存在しない別の世界線にいる僕はおそらく弾幕シューティング(東方Project)が依然としてメインのゲームジャンルになっていることでしょう。

好きなオリジナル楽曲はSpecial OneとかSweet Rainなど。特にSpecial Oneについては、kors kにこの路線の楽曲をまた書いてほしいものです。

今となっては、もう思い出のタイトルです。

BMS

一時期jubeatのスコアが伸び悩んでモチベーションが下がっていた時期に、beatmaniaIIDXというゲームが面白そうだと興味をもったもののさすがにあのクソデカ筐体の威圧感に逆らえなかった当時の僕が始めたのがこのタイトルです。

正確にいうとBMSってただの音ゲーの譜面を表現できる形式の一つなんでタイトルではないんだけど、これを抜きに語るにはかけた時間が多すぎるので入れました。

初めて触ってから、beatmaniaIIDXで皆伝を取るまで平行しておうちで遊ぶタイトルとなります。

腕前は新発狂六段、旧発狂五段。たぶんAngelic snow抜けられてYakumo>>JOINT STRUGGLEがほとんど抜けられなかったのは僕だけだと思う*3

このタイトルは今も昔も、東方アレンジがそこそこの量遊べ、また設定次第ではbeatmaniaIIDXの練習ができるツールという立ち位置でそれ以上でもそれ以下でもないです。

好きな作品はLibrary Rules。

www.youtube.com

SOUND VOLTEX

"東方アレンジがたくさん遊べる音楽ゲームがゲーセンにあるらしい"

もともと東方Project弾幕シューティングをそこそこやっていた僕にとって、電子の海を漂っていたこの情報は衝撃でした。 Grip & Break Down!!が遊べる音楽ゲームなんて当時はこの機種ぐらいしかなかったと記憶しています。

多分beatmaniaIIDXの次にやってる機種でしょう。

腕前はVOLFORCE 19.00を少し上回るぐらい。昔は鍵盤しかできませんでしたが、今はつまみ複合も克服してきてよくいえばバランス型、悪く言えば中途半端・器用貧乏*4といったところです。

精度はお察しだしね。

そこそこ大きめの挫折を何度か経験したタイトルであり、その挫折ポイントとしては、「セツナ押し」「つまみ」「片手」の3つになります。このゲーム向いてない?正解! つまみと片手は正直慣れが大きいですが、セツナ押しだけは正直beatmaniaIIDXから入った人間には縦連にしか見えず苦戦させられました。

beatmaniaIIDXと違って固定運指という概念が希薄なこのゲームでは、ホームポジションを崩してこの配置を取れないとかなり厳しくなりがちで、実際僕はBooths of Fighters EXHAUSTで何度も泣きを見ることとなりました。

また、嬉し泣きをしたことのある数少ないタイトルでもあります。長年の憧れだった暴龍天を取得できた時は京都の中京区に存在する某ゲームセンターで一人号泣(文字通り)しました。

好きな楽曲は

  • Innocent Tempest
  • HAELE III ~Angel worlds~
  • Sacrifice Escape: 不条理の模倣による感情と代償
  • Daisycutter

あたり。特にHAELE III ~Angel worlds~を剛力羅時代に投げてくれた友人のKくん2人には感謝しています。

beatmaniaIIDX

魂のメインタイトルです。

もともと興味を持っていたのもありますが、Café de Tranとかいう連動解禁イベントでjubeat側にSol Cosine Job 2が移植されたのをきっかけに本格的にデビューすることとなりました。

冷静に移植曲強すぎる

プレイサイドは1Pで、腕前はSP皆伝。Go Beyond SP ANOTHERや3y3s SP ANOTHERをなんとかハード、卑弥呼 SP ANOTHERがノマゲできるぐらいです。

この10年間で一番本気でやったタイトルであり、僕のアイデンティティともなっているタイトルです。卑弥呼にイージーランプが灯った時はさすがに泣いて(文字通り)しまいました。

身体的な不調や、このゲームへの不満によって何度も辞めようとしましたが、今でもなんだかんだやっています。

ちなみに僕はよく周りの人間に「致し」と呼ばれていますが、それはこのゲームのプレイヤーネームが起源となっています。

ふざけてプレイヤーネームをDJ ITASHIに変えたことがあったのですが、それから数日後e-AMUSEMENT ベーシックコースの課金期限が切れてしまい名前をもとに戻せなくなったところを友人に観測されてしまったのが運の尽きでした。

もともと椎名さんとか二月さんとか呼ばれていたのがそれからは致しさん一色になりました。正直この呼び方のほうが違和感ないし慣れているのでこれからもこの呼び名でお願いします。麻痺ってて草

好きな楽曲について、結構多くて絞るのが難しいんですが、挙げるならば

  • Flashes
  • トリカゴノ鳳凰
  • As You Want
  • 卑弥呼
  • THE PEERLESS UNDER HEAVEN
  • BLACK.by X-Cross Fade
  • Life Is A Game ft.DD"ナカタ"Metal

身体的な不調について

初プレーから3年ぐらい経った時、故障に近いような現象が自らの身体に起きました。

時期としてはcopulaに中伝が実装されて間もないぐらいです。最初はなんか違和感あるな、ちょっと痛いなぐらいの痛覚を右手の小指に覚え、いつのまにかそれが大きな痛みへと発展してしまったのです。

それを我慢しながら、すでにハードしていたトリカゴノ鳳凰 SP ANOTHERをプレイしたところ、最小BP50ぐらいだったのがBP140ぐらいにまで増えたのがあまりにもショックで完全に折れてしまいました。

この事件から1年後に復帰するのですが、今でも付き合いのある友達に「皆伝を取ったら?」と勧められていなければ僕は今頃Minecraft以外のゲームとは距離を置いていたかもしれません。

このゲームへの不満について

このゲームへの不満がたまり、爆発したのはつい2年半前のことになります。

27 HEROIC VERSEぐらいから、言葉は悪いですが軽率に長押しを要求するチャージノート(以下CN)が軽率に譜面で使われるようになったのが気に入らず本気で辞めそうになりました。

簡単にいえば「それCNにする必要ある?」というケースが激増したというお話です。鍵盤を押すと音が鳴るというゲーム性に、他の音楽ゲームのような難易度向上のスキームが持ち込まれるようになってきて、それが違和感もっといえば苦痛にすら感じることもありました。

例:BLACK or WHITE? SP ANOTHER。割り当てられているピアノの音の長さはほぼ同じなのに、8小節目だけCNになっている

結局このゲームをやりたいという気持ちには替えられず、今では完全に納得こそできていないものの受け入れました。

Project DIVA f

ちょっと触ってすぐやめたタイトルなので、あんまり語ることもないのが正直なところ。

いわゆる服装チェンジ(ゲーム内ではモジュールとか呼ばれてた)機能とミュージックビデオは素晴らしかったですが、高難易度になるにつれて四方から譜面が飛んでくるゲーム性に追いつけなくなりました。

好きな楽曲は後述のプロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミクと被るので省略しますが、モジュールは森の妖精姫が好きでした。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

有史以来最も難しい十段と僕の中だけで話題なPENDUAL十段を取ってすぐぐらいに触れたタイトル。

腕前はあんずのうた MASTERがALL PERFECT(以下AP)できたぐらいです。

美波のビジュアルに引かれて1年ぐらい真面目に触っていました。このゲームは音ゲー(と呼ばれている何か)とストーリー以外は今でもかなりクオリティが高いと思います。

真人間ガール [1]

ストーリーについてはほとんど触れていないに等しいので語れません。

好きな楽曲は

  • Secret Daybreak
  • Pretty Liar
  • メッセージ
  • M@GIC
  • 美に入り彩を穿つ

が主に挙げられるでしょうか。

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

公式には「アイドルライブ&プロデュースゲーム」というジャンルで出しているのでここに入れるか迷いましたが、一応入れました。

もともと初代アイマス(AS)では春香が好きだったのもあって最初はそれ目的で始めたのですが、リリース当初はまだ未完成な部分も多くあまり触れることなくフェードアウトしてしまいました。

そこから1年経って、度重なるアップデートによって完成度が格段に上がったタイミングで復帰し、そこから2年半ぐらいはメインで触れたタイトルとなります。 腕前としてはdans l'obscurité MILLION MIXをAPしてるぐらい。正直AP難易度は瑠璃色金魚と花菖蒲とかいうのが今でもぶっ飛んでる......うん。

紗代子が好きなので、一応紗代子ソロは全部APしてます。vivid colorが一番BPM低いのに一番回数かかった*5のはいい思い出。

真人間ガール [2]

今はもうほとんどやっていませんが、譜面の難易度的にも、判定的にもスマホで遊べる音ゲーの中では一番気楽にやれたタイトルだと思っています。

楽曲は

がお気に入りです。

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク

今でもやっているソシャゲ形式では唯一のスマホ向け音楽ゲームです。

腕前はMASTER譜面を2、EXPERT譜面を100ほどAPできるぐらい。フルコンだったらもうちょっと多いです。

音ゲー部分ですが......視認難要素には付き合ってあげるので、とりあえずロングノーツの終点の描画を直してほしいです。お願いします。

ボカロ全盛期を中学校時代に経験している人間としては懐かしい曲がたくさんあり、またボカロを聴かなくなった後に出た曲を新たに知ることもできたのは僕にとってかなり収穫です。

僕はキャラは一歌推しですが、ユニット単位ではLeo/needの他に25時、ナイトコードで。も好きです。

真人間ガール [3]

お気に入り楽曲はオリジナルなら

カバーなら

  • from Y to Y
  • Just Be Friends
  • アスノヨゾラ哨戒班
  • ヒバナ -Reloaded-

が特に好きですね。

Arcaea

これも昨年ちょっと触ってすぐやめたタイトルです。

一応腕前を示すポテンシャルとかいう値は11.00ぐらいだったかな。データは消えたのでもう確認不可能ですが。

オリジナル曲は"""相当強い"""。SulfurとかLöschenとかめちゃくちゃ好きです。

ただし、ゲームのUI的に工夫・研究しないと譜面が自分の手に隠れるゲーム性がどうも受け付けずついていけませんでした。

正直ゲームとして破綻していないだろうか?と思うレベルでこの仕様を悪用する譜面製作者もいるし、上位譜面になればなるほどこの傾向は強くなるので結果として辞める選択をしました。

ここに書いてあるゲームの中で唯一今後やる可能性が皆無なゲームとなります。

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

当時のクラスメイトの114514893810割ぐらいがこのゲームをやっていて、自分もそんなに流行ってるならやってみるかと思い手を出しました。

先々月にメジャーアップデートというか新生版であるところの2が出ましたが、初代は☆12を何個かフルコンできるぐらいの腕前です。

初代リリースから9年ぐらい経ってますが、その業界のパイオニアながらソシャゲの形態を取る音ゲーの中では一番クオリティの高いタイトルだと思っています。

正直2はまだ屋台骨がしっかりしていない感じがあるので自分の時間というリソースを割く決断ができていませんが、それさえ解消されれば真面目にやってもいいかなと思うタイトルです。

Aqoursの梨子ちゃんがかなり好きでそれなりに時間も金もかけてました。

このコンテンツもbeatmaniaIIDX同様結構好きな楽曲が多くて困るのですが、絞るとするならば以下のようになります。

真人間ガール [4]

CHUNITHM

リリースされてすぐに触ったタイトル......なのですが、ALL JUSTICEを達成した時に獲得できる称号のおかげで結構長い間禁忌となっていたタイトルです。

しかしながら、年月は人を成長させるのか、去年ぐらいには正直どうでもよくなっていたのと、皆伝・暴龍天に加えてもう一つなんか称号欲しくね?となったのでRATING 16.00までやりました。

指押し譜面以外何もできなくて号泣(比喩)不可避。

正直タッチパネルの音楽ゲームでは一番クオリティが高いと思います。やはり曲数が多いのと、JUSTICE CRITICALとCRITICALの点差から見てもそこそこできればいいやという層からガチでやりたい層までを広くカバーするような、そんな仕様になっていると思いました。

音ゲーに限らないですが、ゲームの寿命は新規~中堅層のモチベーションを如何に維持させるかにかかっていると思っていて、CHUNITHMはそのあたりのバランスの取り方が上手だと感じました。

キャラは小仏凪がビジュアル的に好き。

また、凪のソロ楽曲であるところのTRUSTとかいう神曲を生み出したのは本当に偉い。

youtu.be

自分のベスト枠紹介動画のイントロにも採用しています。

maimai

これなんで触ったんだっけ?というレベルで何も覚えていませんが、とりあえずパープル時代に初段を取っていたことは覚えています。

あんまり語れることもないですが、オリジナル曲はかなり強い印象。7thSense、Fragrance、GIGANTØMAKHIAあたりは本当に好きですね。

オンゲキ

R.E.D.PLUSに始めてbrightで辞めたタイトルです。

一応リリースされた2018年に少しだけ触ってあまり惹かれずそのまま放置していました。

腕前はRATING 15.3ぐらい。CHUNITHMと同じで鍵盤譜面しかできず、Lv14のハッピータイフーン LUNATICがSSS+乗ってるのにLv13のAll Right!はSSS安定しないレベルでオンゲキらしい譜面ができずbrightでフェードアウトしました。

SEGA3タイトルの音楽ゲームに収録されている楽曲の中で僕が一番好きなfulgente (flip-side color mix)なる楽曲はこのタイトルで生まれました。

もともとかなり綺麗なピアノフレーズの主張が強いHouseな原曲を、雰囲気はそのままに僕の魂の音楽ジャンルであるLiquid Funk風味に仕上げた穴山大輔氏には大きな感謝と賞賛を示したく思います。

神曲

K-Shoot Mania・beatorajaの選曲BGMと、自分が所有しているGoogle Pixel 6の着信音それぞれに設定するぐらいには気に入っています。というか、たぶん全音ゲーから好きな曲を5曲選べと言われたら真っ先にこの曲を選ぶと思います。

譜面は......壁が無限に赤BREAK出るんだよなあ......昔の僕はどうやってSSS+取ったんだろう......

仲のいい人には周知の事実かもしれませんが、改めて言っておくと、黒髪ロング眼鏡好き好き侍なのでキャラの中では楓が好きです。

真人間ガール [5]

例: 鬼に金棒 黒髪に眼鏡

あとビジュアルだけならセツナも結構好きですね。

ここだけの話ですが、2018年当時、リリース資料を見て一番最初にビジュアルがいいなと思ったのは葵だったりします。黒系のロングヘアにブレザーとニーハイソックスって僕の性癖に対して10割確定ggwpって感じ。

REFLEC BEAT

たぶん全音ゲーで一番苦手なタイトルでしょう。

こんなにシンプルなUIでここまで音楽ゲームの難易度尺度をスケールできるのは純粋にすごいです。

3TOPが本当に見えなくて自然と敬遠してしまい、特に語れることもないのですが友人Hによると設定次第で見え方がかなり変わるそうなので、今後触れる可能性はあります。

jubeatと同じく初心者への間口が広く、AdulariaとかBrokenなどの今も語られる名曲をバンバン量産していたタイトルなので、もっと隆盛してほしかったと思っています。

pop'n music

ここに書いてあるタイトルでもっとも語れることが少ないです。申し訳ない。

beatmaniaIIDXにも結構移植された曲が多いタイトルなので、楽曲の知識がまったくないわけではないです。

プログレッシブバロック*6とかはクラシック楽曲のアレンジだけど結構好き。

まとめ

大学のレポートでもあんまり書いたことのない9000文字を優に超えるぐらいにはいろんな音ゲーを触ってきたことを改めて認識しました。このレベルで時間を費やしたゲームは他にはMinecraft Java Edition Version 1.12.2ぐらいしかありません。

でも全く後悔とかはなくて、楽しいと思えるうちは続けたいと思っています。

*1:ちなみに今はAndroidに戻ってきました

*2:通称平シ。他にはシ、シグマ、14-21など。正式名称であるアドアーズ平塚店と呼んでいる人は皆無

*3:統計上では旧発狂六段より旧発狂五段のほうが難しいらしい

*4:消極的な自己評価

*5:たぶん今でも32分ノーツの数はトップクラスだと思う

*6:正式名称はÜbertreffen